アメリカでの生活立ち上げ

みなさま、こんにちは。アメリカに到着してもうすぐ2週間以上経過、毎日の出来事が新鮮です。ネタもどんどん溜まっているのですが、書くほうが追い付いていません・・・。

今日は、こちらに到着してからの生活の立ち上げについて、書こうと思います。家を探し契約をして、銀行口座を開設して、水道やガスや電気や、携帯やネットや…、心配でしたが、幸いなことに致命的な困難に出会うことなく、大方の生活基盤が整ってきました。

家探しと契約

自分たちで全てやるのは難しそうだと思い、不動産仲介屋さんを頼りました。
出国前から事前にメールで希望エリアや条件を伝え、入国の翌日から内見に連れて行ってもらいました。2日かけて10件くらい回り、2日目の夕方には申し込みをしました。
入居申し込みにあたって、勤務先や収入や犯罪歴等を提出し、審査を受けました。(審査料を支払う必要がありました。家族も含め、一人ずつです!)
審査に3~4営業日かかるということで、その間はホテル暮らしです。運悪く土日を挟んでしまったため、日本の家を引き払った日から通算して、10泊もホテルに泊まりました。
日本では賃貸契約の場合は保証人を立てるのが一般的かと思いますので、違いが興味深いです。

違いと言えば、契約書の分量が全然違います。賃貸契約書の分量自体は、7ページ。日本とさほど変わらないです。しかし、その他細かな誓約書・同意書の類が膨大にあります。

・禁煙を守る

・Airbnbで人に貸さない

など、「まあなるほどね」という内容から、

・カビや害虫を発生させないように気を付ける

・同じ建物にテナントが入っていることを了承する

と言った(日本で育った私から見ると)「細かいな~」という事柄まで、すべて同意させられます。全部合わせて56ページ!さすが契約書社会(?)のアメリカです。

また、私にとって新鮮だったのは、サインの仕方です。ハンコを使わずサインをする、というのは何となく知っていましたが、実際にペンでサインをするわけではなく、電子サインです。審査に通った連絡と同時に、電子サインサービスを提供してる会社から、アカウント作成の案内メールが届きます。アカウントを作り、サインとイニシャルを登録すると、マンション側から契約書データが送られてきます。画面上で契約書類を開くと、サインすべき場所に色がついていて、そこをクリックするとサインできます。契約書・同意書を一つ一つ確認し、ポチポチとサインをしていくことになります。会社の電子決裁と同じですね。手書きサインに比べてかなり楽なのでしょうが、英語力不足もあり、3時間くらいかかってしまいました・・・。完了すると、同居家族のところにもメールで書面が回ってきて、それが終わるとマンションのオーナーに回っていくという形です。

銀行口座の開設

日本の銀行の中には海外のATMでドル現金を引き出せるものもありますが、こちらで長期にわたって生活をするには、やはりアメリカの銀行口座が必須です。複数の口座開設経験者の方から、「ソーシャルセキュリティー番号がないと簡単に作れない」「マンションの契約書がないとできない」「店によって違う」「担当者次第」と、様々な情報をもらっていましたが、マンションの審査を申込んで待っている間何もしないのももったいないので、某銀行に突撃してみました。

「アメリカでは、いろいろな場面で『担当者の権限』が大きく、担当者次第のことが多い」と聞いていたので、担当者に良い印象を与えるべく、笑顔で挨拶。「ソーシャルセキュリティー番号は持っていない」と伝えると「んん?」という表情をされましたが、パスポート、ビザ、国際運転免許証、大学からもらった合格通知書やI-20などなど、見せられるものを全部見せ、「来週〇〇というマンションに入居することになっている」と(実際はまだ審査中)自信満々に伝えたところ、無事口座開設できました!

checking account(当座預金)とsaving account(普通預金)があり、本当は両方欲しかったのですが、その場で事を荒立てないよう(笑)、とりあえず生活に必要な当座預金のみ開設。その場で最低限の$25だけ預ければOK、キャッシュカード兼デビットカードは後日郵送されるということで、ツッコまれる前にそさくさと退散しました。

普通口座についても、後日「この前当座預金を作ってもらったので、今日は普通預金を作りたい」と伝えたら難なく作ってもらえました。笑顔と自信は大切です、たぶん。

その他生活インフラ

私のマンションは、水道・下水・ごみ処理はマンション側が契約しており、電化住宅なので、電気とインターネットだけ契約しました。携帯電話は日本にいる間に入手していたのですが、詳細はまた改めて書こうと思います。

電気は、地元の電力会社のwebページでアカウントを開設し、住所と支払い手段を登録すればOK!のはずでしたが、ソーシャルセキュリティー番号がないとオンラインで登録することができませんでした。電力会社に電話すると、パスポートとビザのスキャンデータを送るよう求められ、数日以内に手続きが完了しました。

インターネットは、オンラインで住所と希望のプランを登録すると、地元の担当支店から電話が来て工事日が決まりました。工事自体は日本と似ていて、共用部分から回線を引き込んで、家のプラグを開通してくれたようです。モデム代はかかりませんでした。ルーターは、レンタルと購入があり、私の場合購入のほうが安くなるため、購入。この辺りは日本と同じです。テレビの配信もインターネット会社がやっているようですが、よく分からないし急ぎでないということで、とりあえずインターネットのみ申し込みました。別のインターネット会社に申し込んだ方は、開通工事を2回もすっぽかされたそうなので、私がこんなにスムーズにいったのはラッキーだったのかもしれません。

余談ですが、インターネットが開通した翌日、インターネット会社から着信がありました。出てみると、なんと自動音声(笑)
「自動音声で電話してくるなよ!」と心の中でツッコミながら聞いていると、「担当社員の対応の満足度を評価してほしい」とのこと。バタバタしていたので評価せず切ってしまいましたが、社会勉強の意味も込めてやってみればよかったかなーと思います。

こちらでの生活立ち上げを経験してみてつくづく感じるのは、「最後まで油断できない」ということ。日本では、電気にしてもインターネットにしても相手に任せておけばスムーズに事を運んでくれますが、こちらはどこで何が起こってひっくり返されるか分かりません。早く慣れたいものです。

写真は、ボルチモアワシントン空港の最寄り駅です。簡素な作りの駅ですが、ビジネスパーソンや観光客でにぎわっていました!

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