みなさまこんにちは。このブログをお読みいただき、ありがとうございます。
アメリカに到着して7日目になります。家探し、銀行口座の開設など、少しずつ進めています。英語力の問題、日本といろいろな仕組みが違うことなどもあり、思うようにうまくいきません。最終的に結果が出るまで油断できないというのは、つらいものです。このあたりの生活の立ち上げについては、また後日書かせてもらおうと思います。
今日のテーマ:GMAT
さて、本日はGMATについて書こうと思います。私の場合は、すべてが手探りの受験プロセスだったので、記憶が薄れてしまわないうちに記録にしておきたいと思います。GMATを受けられた方にとっては、当たり前の事柄ばかりになってしまうことをお許し下さい。
GMATとは
GMATとは、Graduate Management Admission Testの略で、MBAを始めとするビジネス系の学校の受験者が受験するテストです。日本語に訳すと、「マネジメントを学ぶ大学院生の入学試験」という感じになるのでしょうか?ジーマットと読みます。
TOEFLは「英語力」を測るための試験であるのに対し、GMATは「学力」を試す試験です。そのため、アメリカの大学の場合、英語圏出身の人や英語圏の学校で学んだ経験のある受験者はTOEFLが免除されますが、GMATは基本的に全員が受けます。TOEFLと同様、応募書類に受験日と得点を記入し、成績表を添付して学校に提出します。
GMATならではの面白い(?)ルールとして、受験回数の制限があります。「1年間に5回までしか受けられない」というルールに加え、「一生の間8回しか受けられない」というルールも追加されました。そのため、TOEFLのように「とにかく受けてテストに慣れる」という戦略を取ることができず、1回1回を大切に受けることになります。
GMATの勉強スケジュール
GMATは、英語で実施される学力のテスト、つまり英語ネイティブの受験生と同じ土俵で戦う試験です。基礎となる英語力をある程度高めてからでないと、GMATの勉強をすること自体が難しく、非効率です。そのため、まずTOEFLの勉強を優先し、ある程度英語力(特に読解力と単語力)がついた段階で、GMATの勉強を開始することになります。
私の場合、2015年の秋にTOEFLの勉強を始め、GMATは2016年の夏に勉強を開始しました。
GMAT各科目の詳細
科目は4科目
Verbal(国語)
Quantitative(数学)
Analitical Writing Assessment(分析的作文)
Integrated Reasoning(総合問題)
です。
科目間の重要度は平等ではなく、VerbalとQuantitativeでいかに点を取れるかが、まず大切になってきます。得点も、VerbalとQuantitativeの点に基づいたスコアが出され、AWAとIRのスコアはそれとは別個に算出されます。
Quantitativeは、中学~高校1年生まで程度の数学の問題で、私の場合は数学用語の単語を覚える程度でした。
問題はVerbalです。文法・論理・長文の3種類の問題が出されますが、英語ネイティブ用の国語の問題なので私にとっては非常に難しかったです。文法は、高校時代にやったような内容もあれば、今まで意識する機会が全くなかったルールもあります。予備校の授業を受け、出題されるパターンを覚え、問題演習を繰り返しました。記憶が定着してきた感触があったのは、勉強開始して4か月後くらい、同じ教材を約3周したときでした。論理は、「問題文を最も強くサポートする選択肢を選ぶ」「問題文を最も強く否定する選択肢を選ぶ」というような内容で、Verbalの中では比較的取り組みやすい内容です。長文は、かなり難解な単語を覚えていないと文章を理解する自体が難しく、最後まで伸び悩みました。
私のGMATスコア推移
私は当初700点を目標とし、勉強していました。
受験結果は、10月に480点、11月に570点、1月に680点でした。10月の試験後はショックが大きく、しばらく何も手がつかなくなってしまいました。その後、予備校の先生に「単語を時間をかけた方が良い」とアドバイスを受け、毎日数時間、ひたすら単語を覚えました。その後、徐々に文章を読むのが楽になり、模試でも点が取れるようになりました。
1月の受験後、これ以上の得点アップは非常に難しそうであり、また、エッセイ等の出願書類作成に時間を使う必要があったことから、GMATの受験を終了することにしました。
つらいつらいGMATの勉強でしたが、終わってしまうと一抹の寂しさすら感じました(笑)
本日は、GMATについて書かせていただきました。そろそろアメリカでの生活についてもネタが溜まってきましたので、改めて記事にしたいと思います。写真は、DCダウンタウンの早朝の様子です。
お読みいただき、ありがとうございました。
(2018年2月25日追記:GMATの会場情報(大阪会場と名古屋会場)について、記事を書きました。ご関心のある方は、どうぞお読みください。)
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